三日目。
↑二日目
シラストーストを二枚も食べ、大満足の朝食を終えたらチェックアウト。
江ノ電に乗って長谷へ向かった。
車窓に張り付いて外を眺めながら住宅街から海へ、商店の間を縫って山に入り、古都鎌倉へ。
JRの方が早く移動できると知りつつ、江ノ電はやっぱり魅力的な路線だった。
長谷ではまず、高徳院へ向かった。
鎌倉大仏が座り込んでいる寺だ。
観光客がたくさん来ていて、私たち夫婦も鎌倉大仏とのスリーショットをパシャリ。
御朱印帳を預けている間に境内を散策していると、抹茶の先生が点てたお茶を飲ませてもらえる催しが開催されていた。
昨日の今日で抹茶への興味があって、じっと眺めていたが、朝から夫の調子が優れず参加はあきらめたのだった。
家でいくらでもできるからね!
高徳院を出ると、すぐそばに美味しそうな団子屋さんを発見。
くるみ入り味噌味を食べた。
口について大変だったけど、もちもちで美味しかった。
その後長谷寺に移動して、写経体験をした。
紙に薄く見本が印刷してあり、それを希望の筆記具でなぞるというもの。
受付で希望の筆記具を選んで、堂内に入り静かに書いたあと心づけと共に納めて部屋を出る。
筆記具は筆ペンやボールペンが無料貸し出しで、筆と墨は有料だった。
観光客が行きかう道とは庭を挟んでいるため、静かで落ち着いた気持ちになることができた。
写経を終えて境内を散策しながら階段を上った。
本殿の前で長谷の市というものが行われていて、ハンドメイド作家が出品していたり食べ物の屋台があったり、バンド演奏があったりと賑やかだった。
私たちは本殿のそばにあるお食事処、海光庵に入った。
鎌倉の街を望む窓辺の席で、私はお寺のカレーを。夫はくずきりを食べた。
以前ここへ来た時にもカレーを食べて、大豆ミートと思われる肉みたいなのに肉じゃない食べ物の正体が正しく知りたくて、私は今回絶対長谷寺でカレーが食べたかった。
しかし頼んでみると、何年も経っていたのでカレーはマイナーチェンジされていたようだ。
乗っているのはこんにゃく・にんじん・じゃがいも・トマト・ブロッコリー・ひよこ豆になっていた。ちょっと残念。
でも、変わらずとても美味しいカレーだった!
長谷を出て、次は昨日も行った北鎌倉へ向けて出発。
昨日行けなかった明月院に行った。
明月院は紫陽花の時期が有名で、紫陽花寺とも呼ばれているほど!
今の時期は新緑が瑞々しく、人も疎らでゆっくり見ることができた。
「悟りの窓」という本堂の窓を見てみたくて行ってきた。ネットで見ると近いように感じるけど、実際は本堂の向こう側にある窓なので結構遠い。
見えている庭園はお金を払えば入れるようになっていて、入ってみた。
ところどころにベンチがあって、挿し木をした紫陽花が育てられていたり庭師さんが仕事をしていたり。
境内を美しく保つ裏側のような役割をしているようだった。
楓やヤマユリが楽しめ、ニホントカゲにも会うことができた。カエルや鳥の声が絶えず聞こえる安らぐ庭で、また行った時も入れたらいいなと思っている。
それから、明月院にも江ノ島と同様チョウセンリスがたくさんいた!
本堂の屋根を走り、木から木へ飛び移るチョウセンリスを何度も見られて感激。
ここで働けたら私はもう一生転職しないと思う。
鎌倉旅2024、とっても楽しかった。
旅は帰る家があるから楽しいんだよなぁ、そう自分に言い聞かせて後ろ髪を引かれながら帰った。
家で体重を計ると、一キロ強も落ちていた。
たくさん食べたけどたくさん階段を上り下りした効果だと思われる。
寺巡りダイエット、あるな。
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今回の旅で得た趣味
・抹茶
・写経
・寺巡り