京都市京セラ美術館で開催されている『ルーブル美術館展 愛を描く』に友達と行ってきた。
京セラ美術館は近代的な外観でありながら中は品がよく、天井に吊されたライトからはレトロさも感じられて、入っただけでも楽しかった。
愛の神様、『アモル』がはじめの方からたくさん描かれていて、『愛の勝利』というテーマの部屋では○○のアモルという題の絵が多く展示されていた。
『アモルの誕生』『狩りをするアモル』『母に叱られ、ケレスの腕のなかへ逃げるアモル』……アモルが小さい頃から、成長して反抗的な態度になり、友達と友情の杯を交わしたり結婚したりするところまで見たものだから、すっかりアモルの親戚のおばさんみたいな気持ちになってしまった。
運動会の後とか修学旅行の後に学校の廊下に張り出されて番号書いて購入する写真を見ているみたい。
もちろんアモル以外の絵もあった。
ミュージアムショップでは、「子どものアクリルキーホルダーを作る親の気持ちってこんな感じかな?」と友達と言いながら、アモルばかりが出るランダムのアクリルキーホルダーを友達と買って鞄につけた。
アモルの彼女と思われる女の人の絵が描かれた紅茶を見ては、「引き出物やん」と言い合った。
アモルの虜である。
美術館を後にして、三時頃遅めのお昼を近くのお店で食べた。
行きに和風ピラフの文字を見つけて、私の口はすっかり和風ピラフの口だった。
期待通り高菜が入ったピリ辛ピラフでとても美味しかった。
お喋りにエンジンがかかった私たちは、続いてスターバックスに入ってお茶をした。
私はバナナマフィンと、柚子の紅茶を頼んだ。
友達とスタバに入るのはお互い初めてに近く、行ったことがあったとしても記憶にないほど遠い過去の話だったため初めてということにして記念に写真を撮った。
その後家で夕飯として私はカレーを一人前食べて、おかわりもした。
胃袋に穴でも開いているのかと心配になるくらい食べた日だった。